イギリス海外ドラマ『オックスフォードミステリールイス警部』が面白い理由は?

こんにちわ、ルオです!イギリス海外ドラマ『オックスフォードミステリールイス警部』の放送がAXNミステリーで開始されました。舞台は中世の雰囲気が漂うイギリスのオックスフォードです。第9シリーズまで続く人気ドラマの面白い理由を探ってみました!

目次
(1)『オックスフォードミステリールイス警部』はどんなドラマ?(ネタバレなし)
(2)面白いわけ
(3)原作者は?
(4)『オックスフォードミステリールイス警部』のまとめ

イギリス海外ドラマ
『オックスフォードミステリールイス警部』

(BS11より)

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(1)『オックスフォードミステリールイス警部』はどんなドラマ?(ネタバレなし)

『オックスフォードミステリールイス警部』は2007年に第1シリーズから始まり、2015年の第9シリーズまで全33話がイギリスで放映された人気ドラマです

舞台はイギリスオックスフォードです。

オックスフォードはロンドンから列車で約1時間のところに位置しているイギリス最古の大学の街です。

ドラマの中でも大学の建物はよく登場します。大学内の教会や美しいホール、素敵なイングリッシュガーデンを見ることができます。

ロンドンとは一味違った中世の雰囲気が漂う美しい街並みです。

『オックスフォードミステリールイス警部』はどんなドラマなのでしょうか?

ハサウエイ部長刑事(左)とルイス警部(右)
(BS11より)
ルイス警部(左)とハサウエイ部長刑事(右)
(BS11より)

モース警部の死後、海外に赴任していたルイス警部がオックスフォードに戻ってきたところから始まります。

モース警部はルイス警部が若かりし頃の上司でルイス警部に多大な影響を与えた人物です。

オックスフォードに帰ってきたルイス警部は今後相棒となるハサウエイ部長刑事と会います。

ハサウエイ部長刑事はケンブリッジ大学で神学を専攻した異色の刑事です。

最初はギクシャクしていたコンビですが、ハサウエイ部長刑事は事件解決を通してルイス警部の人柄と仕事の姿勢に共感を覚えていきます。次第に信頼関係が出来てきます。

一方ルイス警部もハサウエイ部長刑事の知識から捜査解決の手がかりを見つけることもあります。

『オックスフォードミステリールイス警部』はこの二人のコンビが協力して事件解決に活躍する本格ミステリーです。

推理も複雑で面白いのですが、ルイス警部とハサウエイ部長刑事が仕事だけでなく次第にプライベートの悩みも分かり合える仲になります。

同僚でありながら親友になっていく過程もみどころの一つです。

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(2)面白いわけ

イギリスはミステリードラマの宝庫です。「シャーロックホームズ」を始め、最近では「ミニチュア作家」なども数多く生み出されました。

イギリス海外ドラマには特徴があり、時代設定や事件解決の仕方も様々ですがどのドラマも見ごたえがあります。

*このブログでもイギリス海外ドラマを2つ掲載中です。良かったらそちらもご覧くださいね!
1「『ミニチュア作家』17世紀オランダ絵画の世界がみられる!」
2「『グランチェスター牧師探偵シドニーチェンバース』主演は007主役候補」

『オックスフォードミステリールイス警部』の魅力は何でしょうか?

まずはオックスフォードでの日常が継続されて描かれていることです。

「スピンオフドラマ」ですね!

スピンオフドラマとは本篇では脇役だった登場人物が主役として描かれていることです。

そうです!ルイス警部はモース警部の相棒で、脇役でした。

まず最初に『刑事モース~オックスフォード事件簿』でモース警部の若かりし頃が描かれています。時代設定は1965年頃で舞台はオックスフォードです。

洞察力に優れている若いモース刑事が、仕事への情熱と現実とのギャップ、上司との関係、恋心、プライベートで悩む姿が事細かに描かれています。

『刑事モース~オックスフォード事件簿』中央が若いころのモース刑事(BS11より)
『主任警部モース』年を重ねたモース(左)と若いころのルイス(公式HPより)

続いての作品は『主任警部モース』です。モース刑事が成長してたくましくなり警部になった姿です。

モース警部はマイペースを貫きながら巧みな洞察力で事件解決に活躍します。この時の相棒が若かりし頃のルイスです。やはり舞台は美しい街並みのオックスフォードです。

そして『オックスフォードミステリールイス警部』で熟年したルイス警部が登場します。

『オックスフォードミステリールイス警部』
ルイス警部(手前)とハサウエイ部長刑事(奥)
(BS11より)

『オックスフォードミステリールイス警部』のドラマの中ではルイス警部がモース警部を知る人々と出会い、モース警部の面影を回想するシーンがあります。

オックスフォードの景色はかわらないのに、その街で生きている人々は変化していきます。

時の移り変わりが切ない気持ちにさせられます。そこに美しいメロディーが流れ物語に引き込まれる瞬間です。

こういう気持ちは誰もが感じた事があるのではないでしょうか。

しかしあくまでもメインテーマは事件解決です!ここにも人気の理由があります。

それは何でしょうか?

ドラマの展開はいくつかのキーワードが複雑に絡み合っています。それを全部解決しなければ事件解決にたどりつきません。

まるでクロスワードパズルを解いている感覚です。

事件解決には血液検査や指紋などの科学捜査に裏づけされた方法が前面にだされる展開があります。

このドラマはそういった情報収集よりも、少し飛躍した推理が登場します。それが捜査が進むにつれ覆されても、さらに新たな推理を展開して誰よりも早く真実にたどり着きます

すごい精神力と手腕だな~といつも感心させられます。さすがミステリーの王道をいくイギリス海外ドラマです!

そういうところが、人気の理由ではないでしょうか。

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(3)原作者は?

CWA(英国推理作家協会)のゴールドダガー賞およびシルバー・ダガー賞を各二度受賞しているミステリー作家コリン・デクスターです。

コリン・デクスターは1930年9月29日生まれ、英・リンカンシャー・スタムフォード出身の作家です。本名はノーマン・コリン・デクスターです。

ケンブリッジ大学卒業後、古典学講師としてラテン語やギリシャ語を教えていました。

1966年にオックスフォードへ移り、作家として活動を始めます。オックスフォードが物語の舞台になるのも納得ですね!

コリン・デクスターの原作『主任警部モース』
(BS11より)

1975年『ウッドストック行最終バス』でデビューします。

この作品から1999年『悔恨の日々』まで長編小説12作を書きあげます。それらが『主任警部モース』としてドラマ化されました。

コリン・デクスターはCWA会員による投票で「英国で最も好きな探偵」第一位に選ばれたこともあります。

2017年3月21日、オックスフォードの自宅で死去。86歳でした。

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(4)『オックスフォードミステリールイス警部』のまとめ

イギリス海外ドラマ『オックスフォードミステリールイス警部』の放送がAXNミステリーで開始されました。

舞台は中世の雰囲気が漂うイギリスのオックスフォードです。第9シーリーズまで続く人気ドラマです。

『オックスフォードミステリールイス警部』ドラマシーン
(BS11より)

『オックスフォードミステリールイス警部』はコリン・デクスター原作の小説『主任警部モース』のスピンオフドラマです。

人間誰しもがぶつかっていく悩み、人間の性、それでも人生に喜びを模索しようとする姿に共感を覚えます。

推理の展開もクロスワードパズルを解いている感覚で見ごたえがあります。いつしかルイス警部とハサウエイ部長刑事のコンビを応援してますね!

見る人の心に入り込んでいきく本格ミステリーです。

興味のある方は『オックスフォードミステリールイス警部』をご覧くださいね!

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