こんにちわ、ルオです!俳優の堤真一さんは癖のあるコミカルな役からシリアスな役まで幅広く演じることが出来る実力派俳優さんです。『日曜日の初耳学』に出演した時は「人気者になりたいわけではない」と語ってます。こだわりがありそうですね。調べてみました。
1 俳優編 原点は何?
2 家族編 おちゃめな一面
3 堤真一(つつみしんいち)のまとめ
1 俳優編 原点は何?
堤真一さんは1964年7月7日兵庫県生まれ、現在60歳です。
圧倒的な演技力で7回の日本アカデミー賞受賞歴をもつ輝かしい経歴の持ち主です。
堤真一さんはたくさんの映画やドラマに出演してます。皆さんはどんな印象をお持ちでしょうか?
2000年に放映された「やまとなでしこ」は最高視聴率34.2%でした。
2000年以降のフジテレビで放映された恋愛ドラマでは歴代1位に輝いています。
当時36歳だった堤さんの役は、実家は魚屋さんの数学者で、そのギャップ楽しかったと語ります。
「ALWAYS 三丁目の夕日」「舞妓Haaaan!!!」「クライマーズ・ハイ」「容疑者Xの献身」「孤高のメス」「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」など話題作も多いです。
2024年は穴を信仰する団体の教祖を演じるドラマ「滅相も無い」が4月16日深夜にMBS / TBSでスタートしました。
俳優になる前は真田広之さんのの付き人を務めた経験もあります。20歳~27歳までは家賃2万円の四畳半に住んでたそうですよ。
お金はなくても自分の信念は曲げず舞台にこだわり、脚本など面白いと思うもの以外は出演を断ってました。
強い精神力の持ち主ですね!
その強さはどこからくるのか気になりませんか?
26歳の時、運命的な出会いがありました!それは何でしょうか?
イギリス人の演出家デヴィッド・ルウォ氏との出会いです。「双頭の鷲」(ジャン・コクトー作)という作品の舞台に立ちました。
デヴィッド・ルウォ氏は堤さんの演技にダメ出しを連発しました。
堤さんの怒りの長セリフがOKをもらえないため、進行がストップしてしまい窮地にたたされたのです。
それが何日も続きました!
堤さんはすっかりメンタルが弱りました。稽古に行く足取りも重く、恐怖心となっていきます。
そして恐怖心を通り越してだんだん演出家に腹が立ってきたそうです。
その怒りに任せて長セリフを言ってみました。
どうせ又止められるだろうと思っていると、意外にもデヴィッド・ルウォ氏からすんなりOKが出ました。
その時堤さんは自分の欠けていたモノに気が付いたのです。
「一番大事な心の内ができてなかった」と振り返ります。(日曜日の初耳学MBS/TBS系より)
日本の演劇は言い方、向きやトーンを注意されるそうです。でもデヴィッド・ルウォ氏が堤さんに求めていたのは、どうしようもない怒りのこもったセリフでした。
小手先の技術や見せかけではない、心のそこからこみ上げるどうしようない怒り、そんな感情の爆発を待っていたのですね!
さらに
お客さんはお前なんか観に来てない、この役とこの役の関係性を観に来てる、この人たちの空気感を観に来てる、とデヴィッド・ルウォ氏から学びます。
自分のセリフは自分の役を説明する道具じゃなく、セリフは相手の為にあること、自分のセリフで相手の気持ちを変える道具であることにも気が付きました。
言葉は自分の為ではなく、相手の為にある、本物の感情をやりとりするからこそ観る者の心を揺さぶるとい考えが今でも基本となってるそうです。
堤さんの怒っている演技はヒステリーにも見えるくらい、執着心がにじみ出ています。
こういう経験があったから堤さんの演技に観客は魅了されるのですね!納得です。
2 家族編 おちゃめな一面
48歳で結婚した堤さんには現在10歳と6歳の2人娘がいます。
奥さんは、都内の劇場に勤務している会社員でした。堤さんはその劇場に稽古のためにしばしば通っていたことがきっかけでした。
家ではどんな父なのでしょうか?
堤さんは子煩悩だそうです!
「流れで、舞台の稽古とか、本番中とかで行くことはあっても、今までだったら大体(夜)12時ぐらいまで台本読んで、その後出かけて飲みに行くっていう感じやったんですよ。それ一切なくなりましたね」
(日曜日の初耳学MBS/TBS系より)
外に飲みに行かなくなったのですね!
運動会で子供が走ってる姿を想像しただけで号泣、子供とするゲームも本気で戦い、負けると悔しいそうです!
お茶目な一面ですね!
人間は感情で生きてるので、怒るときは怖い、悲しい時は悲しい、とダメな父親でいいと思いますと語ります。
そういう感情はお子さんに伝わり、素敵な関係性が築けているのではないでしょうか!
なぜ、堤さんはそういうふうにお子さんと接するようになったのでしょうか?
それは堤さんの父親に影響があるようです。
堤さんの父は無口で厳格な父でした。家族の会話でもほとんどしゃべらない父を見て、僕のことは嫌いとなのかと思うほどでした。
堤さんが「高校辞めたい、サラリーマン嫌だから」と父に言うと、「サラリーマンの苦しみがわからない奴は何をやっても一緒だ」と返します。
(日曜日の初耳学MBS/TBS系より)
堤さんの父は肺がんで入院し、60歳で他界しました。
37年後、何枚もの家族写真、子供の成長を見守る父の姿、家族で住む団地、入居する前に建設中の写真など遺品を目にします。
団地は自分の城であり、子供たちを大事に育てていこうという父の気持ちがわかり、溢れる愛情が写真から伝わりました。
堤さんは自分の父親像を見間違えていたと悟ります。
だから話さないとわからないから、子供たちに感情を伝えているのですね。
正直な気持ちで向き合う堤さんの父親像、お茶目な面もあり素敵ですね!
3 堤真一のまとめ
堤真一さんは圧倒的な演技力で7回の日本アカデミー賞受賞歴をもつ輝かしい経歴の持ち主です。
26歳の時、イギリス人の演出家デヴィッド・ルウォ氏と命運的な出会いがありました。
本物の感情をやりとりするからこそ観る者の心を揺さぶるとい考えが今でも俳優の基本となってます。
信念を曲げない底力を感じます。
家族との接し方ではお子さんとゲームを本気でして、負けると悔しいというお茶目な姿もありました。
自分の気持ちに丁寧に向き合いながら生きていく姿が印象的でした。
これからも堤真一さんの出演する舞台、映画、ドラマが楽しみです!