スウェーデンの海外ドラマ「RIG45絶海に潜む闇」,北欧サスペンスをご紹介します。。逃げ場のない恐怖、一転二転して想像がつかない展開、意外な結末と目が離せません。又、とにかく暗くどんよりした独特の不気味な世界観があります。それは何から発しているのか?
1 スウェーデンの海外ドラマ「RIG45絶海に潜む闇」の内容(ネタバレなし)
2 監督やキャストは?
3 ドラマの空気感はどこから?
4 「RIG45絶海に潜む闇」のまとめ
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1 スウェーデンの海外ドラマ「RIG45絶海に潜む闇」の内容(ネタバレなし)
舞台は海の上です。そこは石油会社の海洋掘削基地「RIGリグ45」です。
交通手段は小型飛行機と船です。しかし荒れ狂う天気の時は乗り物はRIG45にたどり着くことも、そこから出ることも出来ない環境にあります。
密閉された空間ですね。
RIG45の内部の作りはどうなっているのでしょうか?
複雑な構造になっています。どこにでも隠れることが出来ます。又危険物も多数扱ってます。
天候によっては電気も消えます。懐中電灯は手放せません。館内は薄暗く、何が起きても不思議でない雰囲気です。
そんな逃げ場のないRIG45で不可解な殺人事件が起こります。
調査に来た女性刑事は捜査を開始するとすぐに遺体となって発見されてしまいます!
そして次なる殺人事件が起きます。出入りが出来ないのだからRIG45内に犯人はいるに決まっています。誰をどう信じていくのか?
残された人達は恐怖がつのります。一刻も早くRIG45から脱出したいと思います。
殺人は止まることはありません。一人減り、又一人と消えていきます。遺体の数が生き残っている人より多くなり始めます。
海は悪天候が続きRIG45は孤立し続けます。そして外との通信まで遮断されてしまいます!それが犯人が故意的にしたことなのか、人々の疑心はつのります。
厳しい自然環境の中で、完全に建物が孤立してしまいました。もうRIG45の中でなんとか生き残ることを考えなければならなくなりました。
しかし残りの食料もなくなってきました。なにより水が少なくなりました。残された人達は出歩くときは2人で行動するなどのルールを作り始めます。ちょっとした物音にも緊張感が走るほど神経がピリピリしてきます。
物語は見ている人の予想を超えていきます。二転三転します。見ている方も自然に事件に巻き込まれ、ドキドキさせられます。
逃げ場のない海の上で繰り広げられる極限ミステリーです。
最後に残るのは誰か?予想外の結末を迎えます。
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2 監督やキャストは?
監督はスウェーデン&ドイツの合作ミステリー映画『エリカ&パトリック事件簿 踊る骸』(2013年)で知られるペール・ハネフィヨルドです。
ペール・ハネフィヨルドの作品は『ある晴れた日』(2005年)、『エリカー&パトリック事件簿 踊る骸』(2013年)『RIG45』(2018年TV)が放映されています。
『エリカー&パトリック事件簿 踊る骸』は世界60か国でシリーズ累計2350万部超えのベストセラーです。たくさんの映画祭にも出品されています。
ミステリーの王道をいくペール・ハネフィヨルド監督が手掛けた『RIG45』だから不気味な世界観を演出しているのだと思います。
『RIG45』はスウェーデンではどういう位置づけだったのでしょうか?
『RIG45』スウェーデンの配信サービスViaplayで開始されました。配信されると瞬く間に人気ドラマになりました。同サービスで最高評価を獲得した人気サスペンスドラマです。
北欧サスペンスということもあり出演者も多彩です。
キャストにはリサ・ヘンニ(『THE CASEケース』『悪霊のはらわた』など)、ナタリー・グメデ『Titansタイタンス』、ゲイリー・ルイス『アウトランダー』他が出演しています。
スウェーデン、デンマーク、イギリス、アイルランド出身など、国際色豊かなキャストが揃っていて物語を盛り上げています。
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3 ドラマの空気感はどこから?
皆さんは北欧というとどういうイメージがあるでしょうか?
北欧インテリア?オーロラ?寒い?学費が無料?などでしょうか?
『RIG45』のドラマは全体の包み込む雰囲気は暗く、重苦しく、どんよりとしています。不気味な世界観です。
ドラマの海上はいつも荒れ狂い穏やかな優しい海のシーンはほぼありません。もちろんサスペンスを盛り上げていく効果があると思います。
この北欧サスペンス独特の雰囲気は何からきているのでしょうか?
それは北欧特有の気候や風土から生まれてくるのも1つの要素だと思いました。
北欧は夏は日照時間が長く、北部では1日中太陽が沈まない時期があります。真夜中の太陽が見られるのです!いわゆる「白夜」です。
逆に冬は太陽が昇らない時期があります。「極夜」です。寒さも厳しくマイナス50度以下になる地点もあるそうです。南部のストックホルムでも日によってはマイナス15度になります。
12月は9時に太陽が上がり、15時には太陽が沈みます。日照時間はたったの6時間です。日が出ていても曇りやすい日も多々あります。日本に住んでいるとなかなか想像が出来ませんね。
だから冬の間は寒い外を避けて必然的にスウェーデンでは家で過ごす時間が多くなります。かなり閉鎖的な環境になってきます。
『RIG45』も密閉された、自然環境の厳しい世界が舞台です。
スウェーデンのライフスタイルは考え方にも影響があり作品が生み出されるヒントになっているのではないでしょうか。
北欧の旅行番組を見ていると、大きな窓が備えている家が多く見られます。太陽を多く取り込んだ作りになっています。スウェーデンハウスの作りをみても大きな窓は特徴がありますね。
余談になりますがとても厳しい自然環境は北欧インテリアを生み出しました。
北欧といえば家具や室内装飾が有名で日本でもブームになりました。日本にマリメッコやFlying Tigerなどお店も多数あります。
長い厳しい冬を家の中で快適に過ごす為の工夫が、シンプルで飽きのこない室内装飾を生み出したといわれています。
インテリアは美しく耐久性があります。おうち時間を大切にしたのですね。気候が、文化を生み出しました。
スウェーデンは日本と同じく四季がはっきりしているそうですよ。
『RIG45』はスウェーデンの厳しい環境があったから生まれたサスペンスではないでしょうか。
人々が環境に合わせたライフスタイルを生み出したことに発想を得ている部分もあると思いました。
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4 「RIG45絶海に潜む闇」のまとめ
北欧サスペンス「RIG45絶海に潜む闇」はスウェーデンの海外ドラマで、自国ではとても人気があるサスペンスです。
海の基地が舞台です。厳しい自然環境の中海の上で孤立してしまうだけでも恐ろしいのに、物語は次々に殺人事件が起こります。密閉された空間なので犯人犯は確実に自分のそばにいるという恐怖と戦います。
そして物語の展開は思わぬ方向に導かれ結末を迎えます。どんどん物語に入り込み目が離せないサスペンスです!
ミステリーの王道をいくペール・ハネフィヨルド監督が手掛けたので引き込まれるのも納得です。
物語は暗く重苦しい雰囲気が漂います。
その不気味な世界観は北欧ならではの厳しい自然環境に影響があるのではないかと思いました。
なぜならスウェーデンの冬は日照時間は短く、外は暗く寒いので家で過ごす時間が増えます。日本と同じく四季があるというスウェーデンですが、冬の過ごし方は全く異なります。
自然環境は人々のライフスタイルを生み出します。こういう環境だからこそ「RIG45絶海に潜む闇」の発想が生まれてきたのではないでしょうか。
興味があったら是非北欧サスペンス「RIG45絶海に潜む闇」をご覧くださいね。