こんにちは、ルオです!京都は和食というイメージですが、全国でもパンの消費量が高いのです!京都人はパンが好きなんですね!『京都画報』の番組で女優の常盤貴子さんも取材に訪れた、お勧め老舗3選『進々堂』『志津屋』『京都祇園ボロニア』をお伝えします。
目次
1『進々堂』(しんしんどう)
2『志津屋』(しずや)
3『京都祇園ボロニア』
4京都の老舗パン屋3選のまとめ
1『進々堂』
京都でなじみ深いパン屋さんの一つに『進々堂』(しんしんどう)があります。
どんなお店なのでしょうか?
1913年続木斉(つづきひとし)と妻ハナによって創業されました。ハナがやっていたパンのお店を引継ぎ『進々堂』が生まれます。
お店開業後の1924年、創業者の続木氏はパンの技術を学ぶため2年間パリ留学します。
進々堂の看板メニューは何でしょうか?
自慢のパンはフランスパンです!
フランスパンはバケット、バタール、パリジャンヌ、プティなど色々な種類があります。
「バケット」は杖という意味です。長さ60~70㎝、重さ250~270gと決まりがあります。
「バタール」はバケットよりずんぐりしていますが、規定は同じです。
バケットの長さが太くなると「パリジャンヌ」、げんこつも形をしたものは「プティ」です。
食べる状況によって選べるのが特徴です。
同じフランスパンでも大きさ形により種類があるのですね!
進々堂がフランスパンを作り始めたのは昭和に入ってからです。
『レトロバケット1924』は進々堂の看板商品です。フランス製小麦を使いパリッという食感です。
『レトロバケット1924』は2006年に開催されたフランス産小麦を使ったバケットコンクールで準グランプリを受賞します。
美味しいフランスパンはどんな特徴があるのでしょうか?
どのパンにも小麦粉、水、イースト、塩の4原材料が使われています。
それに砂糖やミルクなど加えてそれぞれの味に仕上げていきます。
バケットは4原材料のみしか使用しません。だからシンプルなパンで、ごまかしがきかないといわれています。
パン屋さんの技術の差がでるのがバケットなんですね!
美味しいパンの条件は火通りのよいということがあげられます。
切った時に小指から人差し指の穴が均一にキレイに揃っているのが火通りが良い証拠です。
色がきれいで形が良いパンは美味しいですね!
進々堂では社長自ら毎朝、バケットをチェックし品質管理をしてます。
さすがですね。
進々堂では12店舗の直営店があり、サンドウィッチや焼き菓子を入れて100種類近く販売されています。
直営店ではレストランが併設され、パンが食べ放題メニューも充実しています。
食事に合わせて色々な種類のパンが食べられるのは嬉しいサービスですね。
2『志津屋』
河原町で誕生した『志津屋』(しずや)のパンは京都のソウルフードです。店舗も京都市内のあちらこちらにありますので、とても買いやすいです。
どんな特徴があるのでしょうか?
1948年堀信(ほりまこと)氏と妻の志津子が創業しました。
お店の屋号は妻の名前なのですね!
『志津屋』の看板メニューはなんでしょうか?
1975年に販売されたカルネです。
フランス語で「手帳」、又はバスや地下鉄の回数券という意味です。何度でも来て買ってほしいという願いから「カルネ」が名づけられました。
カルネはフランスパンがベースとなってます。
中に玉ねぎとハムが入っているのがベーシックなカルネです。
最近はペッパーカルネ スモークサーモンカルネ(430円)バリエーションが増え1日6000個、繁忙期は倍売り上げです。
一度たべたら、又、食べたくなる美味しさですよ!
「元祖ビーフカツサンド」もお勧めです。
パンをトーストしお肉を二枚重ね、甘辛い秘伝の特製ソースで味付けされてます。
歯ごたえを追及し、さっくりと香ばしいく味がしっかりします。
志津屋は「身体に良いパンづくり」に取り組みがされています。衛生的にも徹底した管理がされています。
どんな特徴があるのでしょうか?
パンの発酵にはイースト(酵母)が必要ですが、イーストの餌と言われるフードも同時に必要です。
志津屋ではイーストフードの代わりに「発酵大麦エキス」を使用しています。
「発酵大麦エキス」は栄養素の豊富なエキスです。
又、全てのパン生地にBMPを配合してます。
BMPは天然素材の力を活用し開発した各種必須ミネラルを、身体に吸収されやすいバランスで配合した自然派のパウダーです。
一般の食パンが100g中36mgのカルシウム含有であるのに対し100g中105mgのカルシウムを含んでいます。
志津屋のパンは美味しいだけでなく、健康に配慮され嬉しいですね!
3『京都祇園ボロニア』
『京都祇園ボロニア』は1979年濱田満(はまだみつる)氏によって創業されます。
開店のきっかけは何だったのでしょうか?
元々ハムの販売していました。ボロニヤソーセージを販売し行列のできる人気のお店でした。
創業者はハムにあうパンを作りたいという強い思いがありました。
新しく考案したパンのお店の商号を「京都祇園 ボロニヤ」と名づけました。
『京都祇園ボロニア』の名を全国に知らしめるきっかけは何だったのでしょうか?
「デニッシュ食パン」誕生のお店だからです!
デニッシュは食パンのサイズにしたくても生地が重く食パンのサイズや形にならないのが一般的でした。
創業者の濱田氏は10年間、試行錯誤し、今までにない新しい方法を考えたのです!
それは何でしょうか?
生地を3つにして、三つ編みにして焼くという方法です!
三つ編みにすることで、焼きあがっても型崩れしない食パンサイズのパンが完成しました。
外はカリ、中はふわ、丁度いい甘みで何もつけずにそのままで食べられます。冷めても 軽くトーストすると焼きたての風味になりますよ!
デニッシュ食パンプレーンは定番です。
苺や宇治の抹茶を使用した三色デニッシュも販売され、種類も増えました。
デニッシュ食パンは祇園で爆発的に売れ、口こみで広まり伝説のパンとなりました!
全国での販売店は200箇所を超えました。
すごい勢いですね!
4京都の老舗パン屋3選のまとめ
京都は全国でもパンの消費量が高く、女優の常盤貴子さんはその理由を知りたく『京都画報』の番組でも取材に訪れました。
京都には『進々堂』『志津屋』『京都祇園ボロニア』とお勧め老舗3選があります。
どのお店も、パンを作り上げる熱い思いがありました。
その努力が実り、パン文化は人々の間に浸透していきました。パンの消費量が多いに貢献してますね。
伝統を大切にしつつ、新しいものへの好奇心旺盛な京都人の気質も新しいパン文化を作り上げてきました。
興味深いです。
京都でパンを味わってみてくださいね!