こんにちわ、ルオです。圧倒的な世界観を表現する映像作家OSRIN(オスリン)さんが『情熱大陸』に出演します。独特な美学の源は何でしょうか?オスリンさんが所属するクリエイティブレーベルPERIMETRON(ペリメトロン)についての考え方も知りたいですね。オスリンさんについてお伝えしたいと思います!
目次
1 映像クリエイターズ集団「PERIMETRON」を立ち上げる
2 「独特な美学」どこから?
3 OSRIN(オスリン)のWIKI
4 OSRIN(オスリン)のまとめ
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1 映像クリエイターズ集団「PERIMETRON」を立ち上げる
PERIMETRON(ペリメトロン)とは?
PERIMETRON(ペリメトロン)は多彩なクリエーターが集まり、それぞれの得意分野を生かしながら音楽や映像を作る集団です。
クリエーターはディレクター、デジタルアーティスト、デザイナーなどそれぞれの分野で特化した人材が集まります。
King Gnuやmillennium paradeなどのアートワークやミュージックビデオ、ライヴ演出、最近はファッションブランドとの協業していますね。
オスリンさんはPERIMETRON(ペリメトロン)のメンバーの一人で映像を担当しています。
オスリンさんはいつからPERIMETRON(ペリメトロン)と関わり始めたのでしょうか?
オスリンさんは2015年にKing Gnu結成前の常田大希さんと出会い、一緒にクリエイティブレーベルPERIMETRONを立ち上げました。
常田大希さんはPERIMETRONを主宰しています。
常田さんは作詞作曲を担当して、ギターやチェロ、ピアノなどの複数の楽器が弾けるそうですよ。
結成当時は、佐々木集さん(プロデューサー)、オスリンさん(映像作家)の3人でした。
その後は規模が大きくなり現在は10人で活動しています。
すごく親密感が感じられる写真ですね。
具体的にはどんな活動があるのでしょうか?
クリエイティブレーベル「PERIMETRON」にはKing Gnu、millennium parade、PERIMETRONという3つのチームがあります。
内容は
「King Gnu」→日本のJ-POPを指向したポップな音楽性を持つバンド。
「Millennium parade」→世界に開いたコアな音楽と映像が絡み合うプロジェクト。
「PERIMETRON」→音楽に対して映像を付け総合的にアート作品を作る。
オスリンさんは歌とと演奏のみを独特の世界観で制作したKing Gnu「白日」(2019年)で最優秀ミュージックビデオに輝きました。。
4億回以上も再生されている人気ミュージックビデオです。
オスリンさんはPERIMETRON(ペリメトロン)をどのように思っているのでしょうか?
「足りないパーツを集めてカスタマイズしてる感覚。みんな個性が違ってあまりにも能動的なやつらなんで、キメラみたいなツギハギ感があるけれど、魂はひとつ。お互いライバルでもあり、妥協が許されない環境ではあります」
(GINZAインタビューより)
それぞれ得意分野を生かしながら独自の感覚を重ね、アート作品に昇華させていくのですね。
PERIMETRON(ペリメトロン)はプロジェクトごとに編成が変わります。
King Gnuがブレイクし、オスリンさんはPERIMETRON(ペリメトロン)との関わり方が変わっていきました。
オスリンさんはmilennium paradeのMVを『lostand found』まで監督していました。
しかし『Fly with me』から意見があるときは言うスタイルに変わりました。
メンバーを信頼している証ですね!
PERIMETRONとしての展望を聞かれると
「尺に縛られないものをやりたいっすね。それと、世界で作品展をやること。日本の市場だけじゃ面白くないし、いかに言語を超えたものを表現できるかっていう挑戦でもある。
(GINZAインタビューより)
「好きなものを共有すること」をベースに、互いに切磋琢磨している様子がわかりますね。
自由な活動ができやすいのではないかと思いました。
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2「独特な美学」どこから影響を受けているのか?
オスリンさんのコメントで興味深い言葉がありました。
それは「新しい可能性のある場にドアを置きたい」という言葉です。
オスリンは「観る人に対して、ドアノブをつけるところまでで止めています。ただ、こういうドアもあるよっていうドアノブは必要。開けるのか、どう見るのかは自由。」
(GINZAインタビューより)
オスリンさんのミュージックビデオ制作の大事な考え方ですね!
けっして自分の感覚だけを押し付けず、ミュージックビデオを見る人側の立場になってオスリンさんは考えています。
環境や状況によって受け取り方は様々です。その人なりのアプローチの部分を残しています。
オスリンさんの作ったミュージックビデオに、見る人の自由を重ねることできる作品なんですね。
オスリンさんが初めて制作したミュージックビデオはKing Gnu「Tokyo Rendez-Vous」です。次々にミュージックビデオを作り続けました。
その中でも『あなたは蜃気楼』は限られた予算、撮影時間のなかで100人以上の演者やスタッフ、広い空間をコントロールしながら世界観を作り上げることの難しさがありました。
ターニングポイントとなった作品はなんでしょうか?
オスリンさんによると「Slumberland」「そなちね」が転機になったと語ります。
どういうことでしょうか?
ミュージックビデオは5分ほどの映像の中で世界観を凝縮して伝えなければなりません。
表現のバリエーション、ポップやキャッチー、クールといった要素に対するバランスが掴め、『Slumberland』で大規模なものがうまくできるようになりました。
と語ります。
(GINZAインタビューより)
メッセージの伝え方ひとつとってもストレート、比喩的であったりと違いがあります。そういう表現に一つづつこだわりながら模索されている姿勢が感じられますね。
回りのベテランのスタッフはオスリンさんを「昭和の男」と言います!
熱いストイックなオスリンさんの姿が想像できますね。
そんなオスリンさん、創作中に行き詰まった時はどうするのでしょうか?
「人としゃべる!」そうですよ。
映像作家であるオスリンさんが好きな映画、気になりませんか?
人生で最初に衝撃を受けた映画は『ネバーエンディング・ストーリー』『ライフ・イズ・ビューティフル』です。
『ネバーエンディング・ストーリー』(1984年)は西ドイツイギリスドイツ制作されました。
上映時間95分のアドベンチャー映画で監督ウォルフガング・ペーターゼンです。
いじめっ子から逃れた少年が『ネバーエンディング・ストーリー』という不思議な本を通して幻想的な世界を見いだす物語でファンタジーやファミリーの要素も満載です。
この映画の特徴の一つは「特撮」です。例えば悲しみの沼のシーンでは実際に沼を使っています。
又、音楽の効果も最大限に映画を盛り上げています。ハッピードラゴンのファルコンと一緒に空を飛ぶシーンは見る人をあっと驚かせ、映像に引き込まれる瞬間です。
夢のあるストーリ、ユニークなキャラクター達がCGで制作され印象的でした。
イマジネーションが豊かな作品ですよね!
オスリンさんの「キモカワ映像」の原点になったのでしょうか?
オスリンさんはもう一つ映画を上げています。
それは『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997年イタリア)の映画です。
上映時間は117分でロベルト・ベニーニ監督です。
ナチス・ドイツの強制収監所でユダヤ系イタリア人の父が、息子のために嘘をつき希望を持たせ続けるという感動ストーリです。
悲しく重たい内容ですが、コメディー感もあります。
どちらも少年が登場します。窮地に陥りながらも、家族の愛情に支えられ、明るい未来に向かっている名作です。
オスリンさんが好きな映画、もう一回みてみようかな!と思いました。
尊敬する人は映像作家の関根光才氏(せきねこうさい)です。関根光才氏の『Here, my Life』に影響を受け、何を作るべきか熟考しました。
関根さんはCM制作会社就職後、仕事の合間に制作したショートフィルム『RIGHT PLACE』をアジア太平洋広告祭に出品し映画賞を獲得しました。
『RIGHT PLACE』は海外で知られるきっかけとなり関根さんは32歳で独立しました。
現在は映像作家、監督と幅広く活躍しています。。
関根さんは29歳の時『RIGHT PLACE』を発表して世の中で認められました。オスリンさんも29歳の時にKing Gnu「白日」を発表し、最優秀ミュージックビデオに輝き知名度が上がりました。
関根さんの生き方はオスリンさんの道しるべになっているのかもしれませんね!
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3 OSRIN(オスリン)のWIKI
オスリンさんはどのような経歴の持ち主でしょうか?
1990年生まれ、東京都生まれ。愛知県育ち、現在31歳です。
名古屋芸術大学デザインマネージメント卒業。
映像に興味を持ち始めたのは大学在学中です。美大で学んでいた際、友人の誕生日動画を撮ったことを機に映像に興味をもち友人と始めた映像編集にのめり込むみました。
大学卒業後は東京の映像会社で働き、ドキュメンタリーや広告の制作に携わりました。
本名は「川内雄倫(かわちたけみち)」さんと言います。
オスリンさんの名前の由来はユニークです!
「雄倫」を「オスリン」と読ませたのですね。言われてみてなるほどと思いました。川内雄倫と表記されるよりオスリンさんの方が覚えやすいですね。
24歳で結婚。親に猛反対されるほどギリギリの生活でした。現在お子さんがいらっしゃいます。
その後PERIMETRONで映像作家としての躍進をしています。
King Gnu「白日」は最優秀ミュージックビデオにも輝き、オスリンさんの名前が広くしられるきっかけとなりました。
King Gnuの他にmillennium parede、Mr.Children、GLAYなど数々のアーティストのミュージックビデオやアートワーク作品を手がけています。
アイドルグループ櫻坂46のジャケット撮影、俳優として新たなスタートを切った森田剛からの映画オファーなど、活動の幅を広げています。
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4 OSRIN(オスリン)のまとめ
『情熱大陸』に映像作家のオスリンさんが紹介されました。
オスリンさんはクリエイティブレーベルPERIMETRONに所属しミュージックビデオ、ファッション、ジャケットなどのグラフィックのArt Directionも手がけています。
2019年オスリンさんが手掛けたKing Gnu「白日」は最優秀ミュージックビデオにも輝き4億回以上も再生されている人気のミュージックビデオです。
最近はアイドルグループ櫻坂46のジャケット撮影、俳優として新たなスタートを切った森田剛からの映画オファーなど、活動の幅を広げています。
好きな映画は『ネバーエンディング・ストーリー』『ライフ・イズ・ビューティフル』です。
オスリンさんの仕事はストイックで一切の妥協を許しません。映像の先には見る人の自由を残してくれ、クリエーターと共存している感覚を起こさせる気持ちになると思いました。
オスリンさん独特美学ですね。
既存のミュージックビデオの固定観念を変えていきたいという意向もあるよう思いました。
新しい分野での進出、これからの作品が楽しみなクリエーターでした。
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