こんにちわ、ルオです!狂言師野村萬斎さんが『情熱大陸』に出演しました。英才教育を受けた野村さんの父親ぶりはどうでしょうか?父親としての心配事はあるのでしょうか?野村さんの今をお伝えします。
目次
1 野村萬斎はどんな人?
2 父の心配事は何?
3 野村萬斎のまとめ
1野村萬斎はどんな人?
狂言師野村萬斎さんは1966年4月10日東京生まれ、現在57歳です。
狂言は、およそ600年の歴史を誇る日本の伝統芸能です。民話を題材にした軽快な台詞(せりふ) 回しと身振りで笑いを誘う演目です。
萬斎さんは、江戸時代中期から続く名門狂言師の家系です。
野村家は年間300余りの舞台に関わっています。萬斎さんも三歳で初舞台を踏みました。
萬斎さんは日本でもっとも有名な狂言師と言える人物です。
なぜ、認知度が高くなったのでしょうか?
萬斎さんは容姿端麗、独特の存在感があります。
それだけでなく、日本の伝統芸能と現代の芸術分野をつなぐ役割を果たしています。
狂言だけでなく、映画やドラマの出演も多数見られ、身近に感じることが出来ます。
特に映画『陰陽師』(2001年)は萬斎さんのヒット作で、狂言を知らない層にも萬斎さんの存在が知られるきっかけとなりました。
プロスケーターの羽生選手も現役時代、映画『陰陽師』に感銘を受けました。
羽生選手は野村萬斎 × 羽生結弦 「表現の極意を語る」を通して演じることの極意や型のコツを教わりました!
萬斎さんは映画だけでなくイギリスに渡りシェークスピアに挑んだこともあります。
2001年にロンドングローザ座『まちがいの狂言』の公演も果たしました。
舞台『ハムレット』(2003年世田谷パブリックシアター)も萬斎さんのライフワークの一つです。
全ては表現力を鍛え、狂言を少しでも進化させるために行なっています。
すべての原点はやっぱり狂言です。
萬斎さんは能楽狂言方和泉流野村万蔵家の狂言師で、重要無形文化財総合指定者です。
家系図の中にも人間国宝がいらっしゃいます。
萬斎さんはどんな教育を受けたのでしょうか?
筑波大学附属中学校・高等学校を経て、1989年に東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻を卒業します。
筑波大学付属小学校、中学校、高等学校学校は名門校ですね。東京藝術大学も日本の最高峰の大学です。
萬斎さんの家柄は歴史があり、萬斎さんは英才教育を受けたエリートなんですね!
2 父の心配事は何?
萬斎さんのプライベートはどうでしょうか?
奥さんは元キャビンアテンダントの千恵子さんです。同じ小学校に通っていました。
萬斎さんのお子さんはTBSテレビのアナウンサーの野村 彩也子さん、萬斎さんと同じ道を歩んでいる狂言師の裕基さんがいます。
すべてが順調に見える萬斎さんですが悩みを情熱大陸で明かしていました。
萬斎さんの心配事はなんでしょうか?
萬斎さんは40過ぎて子供が出来るまで惑っていたそうです!
(狂言を)いつか辞めるんじゃないかとか、いつか辞めてやめてやろうとか、これから狂言をやっていく時代なのか
情熱大陸より
政府広報オンラインの調査によると歌舞伎などの伝統芸能に「関心がある」49.8%、「関心がない」49.6%とほぼ同じ割合でした。
国民の半分は関心がないわけです。
狂言は600年の歴史があり、芸の継承という責務があります。
「能狂言のためだけの能狂言ではなくて、もっと大きな芸術文化のための能狂言というような発想をしないと。発想するのが好きだし、しないと狂言や能の発信力が他に置いていかれてしまうのではないか、というオブセッション(強迫観念)があって。じっとしてないですよね」
情熱大陸より
この発言からも萬斎さんの負担は想像がつきますね。
そんな中、息子の裕基さんも狂言の世界に足を踏み入れました。
裕基さんは1999年10月9日 生まれ東京都出身、現在23歳です。慶応義塾大学を卒業しました。
息子の裕基さんも3歳から舞台を踏みました。
裕基さんは野村家に生まれるたことをどのように考えているのでしょうか?
やはり狂言をやらなきゃいけないということを悩んだそうです。家族をいう感覚が周りと違い絶望すら感じたと情熱大陸で明かしています。
周りとのギャップに耐えられなくなり不登校になったこともあります。
もしかしたら息子さんが狂言の道をあきらめてしまう危機でした。
不登校がきっかけで裕基さんはイギリスに行きました。
そんな悩みを抱えた息子を近くでみていた萬斎さんは心の中でどんなに心配したでしょうか。
イギリスでは勉強に集中し、日本に帰国して狂言と向き合う日々を繰り返します。
その切り替えが出来るようになり整理できました。
きちんと自分の気持ちを整理し、新たな気持ちで伝統工芸と向き合う覚悟を養っていたのですね!
父、萬斎さんは息子裕基さんに新たな挑戦をさせました。それは何でしょうか?
萬斎さんのライフワークの一つ舞台『ハムレット』の主役に息子の裕基さんを抜擢しました。
萬斎さんは構成と演出をプロデュースします。演出に加えハムレット父親と敵役の叔父の二役を務めました。
ハムレットは難解なセリフで構成されています。
「生きるべきか、死ぬべきか。それが問題だ。」は有名なセリフです。
萬斎さんは息子の裕基さんに同じ試練を課しました。萬斎さん自身、試練を乗り越えた経験があるからです。
そして狂言にいかしてほしいと考えたのです。
全16公演は大成功で幕をとじました。
終演後、裕基さんは
最初の頃は二度とやらない!と思うほど辛かったけど、終わってみると間違いなく自分の糧になることだったし、やって良かったと。狂言が上手くならないと、それが自分のアイデンティティで原点はそこにある。これからも進んで行く道。と語ります。
情熱大陸より
萬斎さんの英才教育はピタリと当たりました。さすがです!
萬斎さん娘さんの野村 彩也子さんは TBSテレビのアナウンサーです。
1997年9月25日東京都出身、現在25歳です。慶応義塾大学を卒業しました。
「ミス慶應SFCコンテスト2018」でグランプリを獲得した美貌の持ち主です、才色兼備ですね。
でもTBSに入社当時、萬斎さんの娘がTBS入局内定で賛否両論の声が上がりました。
「親の七光り」「コネも実力のうち」など誹謗中傷も聞かれます。
野村家が江戸時代中期から続く名門狂言師の家系である上、萬斎さんが人気者なので彩也子さんに注目が集まるのは自然なことかもしれません。
そんな、娘の姿を萬斎さんは心配しているのではないでしょうか!
3 野村萬斎のまとめ
狂言師野村萬斎さんが『情熱大陸』に出演しました。
野村家は江戸時代中期から続く名門狂言師の家系です。
萬斎さんのお子さんはTBSテレビのアナウンサーの野村 彩也子さん、萬斎さんと同じ道を歩んでいる狂言師の裕基さんがいます。
英才教育を受けた萬斎さんは、息子裕基さんを舞台『ハムレット』に出演させました。
萬斎さんと同じ試練を課すことで、試練を乗り越え、狂言にいかしてほしいと考えたからです。
萬斎さんの英才教育ですね。
しかし、お子さんが悩む姿を見ながら、父としてどう導くか、萬斎さんの心配は絶えません。
舞台や映画から古典に戻る時、発声、抑揚、構え、運びそういうことをもう一回基本から立ち戻ります。
修行の道にゴールはありません。伝統を残し伝えるために模索を続ける萬斎さんの姿がありました。
今も躍進を続ける萬斎さんの今の姿をお伝えしました。
年齢を重ねるごとに存在感が増す萬斎さん、これからも応援しています。
このブログでは
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