こんにちは、ルオです。阿部寛さんは毎年たくさんの映画、ドラマ、舞台、CMで活躍中で知名度が高い俳優さんの一人です。阿部寛さんの意外な一面と悩みを強味に変えた秘訣をお伝えします。
目次
(1) 変な癖と武勇伝
(2)意外な趣味
(3)イケメンだからこその悩み
(4)「当たり役人気ランキング」
(5)阿部寛さんのまとめ
(1)変な癖と武勇伝
阿部寛さんは映画やドラマが始まる前によくバラエティー番組に出演し、雑誌のインタビューに答えています。
意外な素顔なので番組共演者を驚かせてきました!
例えば「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS)2時間スペシャルに出演した時のことです。
「仕事や家事で人には譲れないことはありますか?」を聞かれました。何と答えたのでしょうか?
「洗濯」についてのこだわりでした。「洗濯は必ず自分がやる。洗濯は好きなんです」と答えました。
ここまでは普通の話ですよね。そのあとが阿部さん節が炸裂しました!
全自動の洗濯機で多めに入れ、ちゃんと回っていないかもしれないから、わざわざ手を入れてまわすそうです。
さらに続きます。
最近はドラム式の洗濯機になったそうですが、
「水が足りない気がして、水をホースで足して…。洗濯機が我慢している感じがして。苦しがっているんじゃないかと思って…」と答えました。
(番組より)
その様子を阿部さんが語ると、番組共演者から「ええっ!」と驚き声があがりました。(笑)
まるで機械とお話しているようですね。機械に対しても思いやりがあるのです!
その他、気になった情報をまとめてみました。
阿部さんは「焼き芋」が大好物です。多い時で1日3~4本食べるそうですよ。
スーパーに買い物に行くと買い占めるのでスーパーの店員さんに焼き芋を隠されてしまったことがあったそうですよ。
又、2018年『櫻井有吉THE夜会』に出演したときの話では「物が捨てられない」話をしてました。
その度合いがすごいのです!家にはなんと10台の加湿器、1990年代のブラウン管テレビなど置いてあります。
もう、捨てることは出来たのでしょうか?(笑)しかし、大きな家ですね!
2018年『しゃべくり007』では苦手なものの1つに「挨拶が出来ない人」とあげています。
これは何となくわかるような気がします。挨拶は基本ですから芸能人の阿部さんは特に気になるのかもしれません。律儀な阿部さんの一面がわかりますね。
「武勇伝」もありました。それは何でしょうか?
2018年のことです。台湾でマグニチュード6,0の「花蓮地震」が起きました。
なんと阿部さんはその時台湾に滞在中でした。地震を体感したのです。ホテルなどの建物が倒壊し、台湾の町が変わってしまったのを目のあたりにしました。人名救助も大変だったでしょう。
阿部さんはその後、すぐに台湾に1000万円寄付しました。
かなり高額な金額ですよね。迅速な行動はさすがだと思いました。
どれも阿部寛さんのお人柄がわかる一面です。
2意外な趣味
今でこそ阿部さんは主役が当たり前、ドラマ、映画、CM出演も多数あり多額の収入があると思います。
阿部さんの役者の素地を作ったのは売れない時代でした。どんなことをしたのでしょうか?
それは古武術(こぶどう)です。阿部さんは古武術(こぶどう)が趣味です!
古武術(こぶどう)とはどんなことをするのでしょうか?
古武術(こぶどう)は戦闘における武術を体系化したものの象徴です。生死をかけた戦闘における武技として誕生したと言われています。
日本の伝統的な徒手、武具の使用法、水泳、乗馬などがあります。
現代劇のイメージが強い阿部寛さんですが、NHK大河ドラマには5回出演歴があります。NHK大河ドラマの役どころを調べてみました
①1995年第34作「八代将軍吉宗」で松平乗邑役 江戸幕府享保の改革後半期の老中役。重要な役どころ。米価問題などの崩れかかった財政の再建に活躍する。
②1999年第38作「元禄繚乱」堀部安兵衛役 赤穂浪士の四十七士の一人
③2003年第42作「武蔵MUSASHI」祇園藤次役吉川英治の小説「宮本武蔵」に登場する吉岡十剣の一人。
④2005年第44作「義経」平知盛役平安時代末期平清盛の4男・武勇にすぐれ多くの文芸素材となる。
⑤2009年第48作「天地人」上杉謙信役
2023年第62作「どうする家康」武田信玄役は阿部さんです!14年ぶりの大河ドラマ出演です。主役の家康は松本潤さんです。
武田信玄は家康のなすことすべてを先読みした重要な役柄です。阿部さんは脇をしっかり固めている重要な役です。
古武術(こぶどう)の動きは今も演技をする上で役に立つに違いありません!
阿部寛さんは2009年「天地人」で上杉謙信を演じています。武田信玄、上杉謙信といえば川中島の戦いを思い出します。
戦国時代最強と呼ばれた武田信玄率いる武田軍と上杉軍は川中島で5度、戦っています。同じNHKで敵対する両方の武将を演じるなんて面白い偶然ですね。
時代劇で印象が深かったのは浅田次郎原作の「柘榴坂の仇討」です。中井貴一さんと共演した阿部さんの存在感は絶大でした。
このブログでは中井貴一さんも掲載しているので良かったらそちらもご覧ください。
「中井貴一8年ぶりにA-studio出演!三谷幸喜が知る役者魂と素顔」
阿部さんファンとしてはいつかNHK大河ドラマの主役を見てみたいですね!
3イケメンだからこその悩み
阿部さんは順風満帆に見えますが、デビューして間もなく売れない時期がありました。
阿部寛さん(本名)は1964年6月22日生まれ。横浜市出身の現在58歳です。
中央大学時代に雑誌「ノンノ」「メンズノンノ」のカリスマモデルで芸能界入りし,1987年「はいからさんが通る」で俳優デビューしました。
身長189cmと欧米人のような彫りの深い顔立ちから、ありきたりな二枚目役どころしかオファーがありませんでした。
やがてそれも飽きられ、7~8年、俳優としてどん底の日々を味わうことになります。だんだん仕事も減りパチンコで生計をたてる日々が続きました。
投資用のマンションを購入するもバブル崩壊で残ったのは多額の借金。苦労の時期でした。
阿部さんは苦労した時期のことを振り返ります。
「当時は、このサイズ感とか、濃い顔とか、自分の個性が厄介で、本当に邪魔だった」と話します。
(crank‐㏌netより)
そんなときにある大物俳優の取材記事を読み、衝撃を受けました。
どんな記事だったのでしょうか?
「その方も僕と同じように大柄だったのですが、真ん中でドンと構えているのかと思いきや、自分のサイズを考慮して一番後ろにさがり、焦点が合ってくる位置を緻密に計算されていると答えていた。(中略)。武骨にやっているように見えて、実は繊細な部分にこだわりながら作る、それが“映画芸術なんだ”ということを思い知らされた」と振り返ります。
(crank‐㏌netより)
阿部さんは身長189cmと抜群のスタイル、彫りが深く濃いめの顔立ち、低音ボイスという自分の強味をどう作品にフィットさせるか考えました
その後の阿部さんはめざましい活躍が始まります!
そしてあれだけ“邪魔”だった自身の個性をフルに生かした作品と出会いました。
それは何でしょうか?
そうです!映画『テルマエ・ロマエ』(2012年)です。
阿部さんはこの作品で第36回日本アカデミー最優秀主演男優賞を受賞しました。
役者として邪魔だと思っていた「イケメン」を見事、強味に転換した瞬間です。
阿部さんの底力を感じますね!
プライベートでは2007年43歳の時に結婚しました。借金返済完済後と言われていますので、阿部さんはなかなかの堅実派ですね。
4「当たり役人気ランキング」
カッコいい二枚目から個性的な三枚目まで多彩な役を演じてきた中で、「阿部寛さんの当たり役といえば?」というアンケートを実施していました。(2022年5月12日から5月19日まで、748票の投票より、ねとらぼ調査隊より)
面白い企画ですね!阿部さんの出演作がたくさんあるから出来る企画です。
作品紹介にもなるので上位3位をご紹介します。皆さんのランキングと比べてみてください。続きのランキングを見たい方は「ねとらぼ調査隊」をご覧くださいね。
第1位(249票)「TRICKシリーズ」の上田次郎でした。2000年に第1シリーズが放送された作品で、仲間由紀恵さん演じる自称天才マジシャンの山田奈緒子と、自称天才物理学者の上田次郎という凸凹コンビが、数々の霊能力者と対決していくミステリードラマです。
第2位(143票)「結婚できない男シリーズ」の主人公・桑野信介です。2006年にシリーズ1作目が放送された作品で、2019年にはその13年後を描いた続編「まだ結婚できない男」も制作されるなど、高い人気を獲得しています。
第3位(97票)新参者シリーズの加賀恭一郎です。
5阿部寛さんのまとめ
阿部寛さんは毎年たくさんの映画、ドラマ、舞台、CMで活躍中で知名度が高い俳優さんの一人です。
バラエティー番組では阿部さんご自身が変な癖を教えてくれました。
売れない時代に古武術の習得して未来を見据えていた阿部寛さんは先見の明がありました。2023年NHK大河ドラマ松本潤主演の「どうする家康」で武田信玄役を演じます。
又、自分の個性が嫌いだった阿部さんが、自分のイケメンを強味に変えて映画「テルマエ・ロマエ」(2012年)で見事第36回日本アカデミー賞主演男優賞を受賞しました。
映画「異動辞令は音楽隊!」(2022年8月26日全国公開)は阿部寛さん主演で公開されます。警察音楽隊に異動させられてドラム奏者になった鬼刑事の奮闘を描いたヒューマンドラマです。
「大きな欲はない、これからもいただいた仕事を楽しみながら、ベストを尽くしていいものにしたい」。と語ります。
(crank‐㏌netより)
二枚目ながら、個性的で癖の強いコミカルな三枚目まで幅広い役柄をこなす阿部さんは、日本のドラマ界・映画界に欠かせない存在ですね。
デビュー当時のどん底の時代を耐え抜き飛躍した阿部寛さんの底力は今の阿部さんの活力になっていると思いました。
今後の活躍が楽しみな俳優さんです!