こんにちわ、ルオです!東京都杉並区にある私立『女子美術大学付属高等学校・中学校』は創立106年を迎える伝統校です。近年、人気急上昇で受験者が殺到しています。たくさんの学校がある中、なぜ受験生に選ばれるのでしょうか?人気の秘密を調べてみました。
目次
(1) 「廊下(ギャラリー)デビュー」って何?
(2) 人気の秘密
(3) 女子美術大学付属高等学校・中学校のまとめ
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(1)「廊下(ギャラリー)デビュー」って何?
東京都杉並区にある私立『女子美術大学付属高等学校・中学校』は近年人気急上昇で受験生にとって憧れの学校になっています。
その名のとおり、女子美術大学の付属の高校と中学校です。
特に中学校は世界で唯一の美術大学の付属の学校です!
ここしかないわけです!すごいブランド力ですね。
歴史も長く創立は明治時代、今年で106年を迎える伝統校です。
付属の特徴は何でしょうか?
美術に重点を置きながら、学科の勉強も充実させています。特に英語教育とICT教育は近年力を入れているのが特徴です。
美術の時間は中学生が4時間、高校1年生が7時間、高校2・3年生が10時間です。
ICT教育とは全HR教室に電子黒板を設置して生徒一人1台ipadを導入しています。
美術を学ぶことで感性が磨かれ、しかも手に技術が付きます。同時に知識も豊富になるわけです。
人生を豊かにする方法を手に入れるわけですね!
女子美では美術教育を基幹としながらと学科の両輪を学ぶことで「智の美、技(わざ)の美、心の美」という教育目標が明確に出されています。
生きる力が身につく教育です。
学校に訪れると、まるで美術館のように作品が展示されています。
中学1年生の作品から高校3年生の作品まで、いつ訪ねても見ることができます。
高校生と中学生は同じ校舎でフロアーが違うという環境です。
中学1年生の作品は活発で大胆であどけなさが魅力です。高校生になると技術がアップして見ごたえのある作品になっています。
6学年の作品が見られるというのは、女子美生にとって刺激になるに違いありません。
そう、女子美の学生さんのことを女子美生(じょしびせい)って呼んでます!
中学1年生の女子美生は先輩の作品を見ることで将来像が見えてきますね。
高校生にとっても通ってきた道を振りかえりながら、ピュアな後輩の感覚は刺激になるのではないでしょうか?
日常からこのような環境を提供できているのはすごいと思います。
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さらに卒業生から話を聞きました。
「廊下(ギャラリー)デビュー」ってあるんだよ!
卒業生より
「廊下(ギャラリー)デビュー」とはいったい何でしょうか?
美術の課題が終わると、優秀な作品は廊下(ギャラリー)に必ず展示されます。
全員の作品が展示される女子美祭(文化祭)のような機会もありますが、通常はごく少数の限られた作品のみが展示されます。
ここはシビアですね!
展示されると多くの人々の眼に触れることになります。学校内の生徒、訪問者、受験生などです。
展示されることを「廊下(ギャラリー)デビュー」と言うそうです!
お祝いする家庭もあるそうですよ!
でも実際は展示されない生徒が大多数です。
どんな気持ちでしょうか?
それは悔しいですよね。
その悔しさがばねになっていきます。又、なぜ自分の作品が展示されないのか考えます。
そこが重要です。まずは自分の作品を振り返るでしょう。そして他者を認める力が身についてきます。
女子美はいじめが0(なし)です!
本当に小さな揉め事は聞いたことがありますが、しばらく経つとなかったかの様な。みんなそれぞれ好きな事への関心が強く、人と揉めるのも時間の無駄、みたいな空気はある様です。
みんなの高校情報、卒業生より
それは人は皆違っていいんだという女子美生の意識の高さです。
そして人との違いがわかることで自分しかない強味や個性に気が付きます。
6年間、又は3年間でしっかり自分の個性に気づく時間となりますね。
それは、一生の宝になるにちがいありません!生きる力が身につく教育をしているのですね。
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(2) 人気の秘密
女子美生のお母さんは女子美付属卒業、おばあちゃんまで…という女子美生がたくさんいます。
それはどういうことでしょうか?
母が、自信をもって娘に母校を勧めるからです。
人生を築き上げた母が学生時代を振り返り、娘にも同じ教育をさせたいと思わせる魅力があるのですね。
それは「楽しい!」ということが根底にあるのではないでしょうか?
無理やりではないようですよ。
女子美祭を訪れると、女子美生からのエネルギーやパワーに圧倒されます。学校内の明るさが体感されます。自ら女子美に進学したいと思う様子です。
それは受験生も同じです。受験生のほとんどが女子美を第一志望校にしています。
女子美が用意している公開授業や体験、女子美祭に遊びに行くと、一瞬で「ここの学校に進学したい」という気持ちにさせます。
この学校に進学したい!という気持ちを起こさせるのはすでに美術が好きという気持ちがあるからでしょう。
では女子美生は日常生活をどのように思っているのでしょうか?
女子美生も個性豊かだけど、先生方もユニークでフレンドリーで素敵なんです!
みんなの高校情報、卒業生より
という言葉がよく聞かれます。
生徒からこういう風にいわれる先生方はうらやましいですね!
校長先生をはじめ、先生方は在学生の様子を懇切丁寧にみています。だからこのような距離感が保たれているのではないでしょうか。
それは、相乗効果を生み出します。
一人一人の個性を見出し、気づかせ、後押ししてくれますね。
上記の表からもわかるように学校の施設などの環境も整って満足感が高いのがわかります。
付属の女子美生は女子美術大学の図書館を利用することができます。女子美術大学の図書館の所増数は優秀すぎるくらいの本が所蔵されています。
これは嬉しいシステムですね!
女子美にはどんな行事があるのでしょうか?
スケッチ旅行、女子美祭、卒業制作展など美術行事、修学旅行、運動会などたくさん用意されています。
特に、運動会は着付けリレーや応援合戦が美術と融合して生徒主導で企画されます。応援団は色別にわかれ華やかです。
衣装デザイン・縫製・振り付けなども全部自分たちで仕上げています。
女子美祭のクラスの出し物も生徒が中心になって企画運営されています。
自主性を重んじているので、こういう行事からはプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力が育ちます。
では進路はどうなるのでしょうか?
在学中に、キャリア教育をしています。
又、女子美の付属という立場を利用して、女子美術大学との連携授業も積極的にしています。
大学や短期大学の先生方の専門的な授業が受けられるのですね!
進学は推薦制度を利用して女子美術大学、短期大学に進む生徒が大多数です。外部受験ももちろん可能です。
一般では高校から大学の美術系に進学する場合、美術の研究所に通います。いわゆる予備校ですね。
希望する学校に現役合格できればよいですが、浪人生活を送れば時間もお金もかかります。
その点、女子美では推薦制度があるので無駄がありません。
時間とお金と労力をどこに費やすかという問題ですね。そういう意味では推薦制度は有効かと思います。
推薦制度は誰もが希望の学科にいけるというわけではありません。特に生活の基盤である遅刻、欠席にはとても厳しい制限があります。
社会人になって遅刻する人は信頼を失っていきます。
遅刻をしないように指導しているので高校生時代からきちんとした習慣が身に付きますね!
このように女子美術大学付属高等学校・中学校は感性が磨かれます。
人との違いを見つけながら、自分の個性が何か、何に向いているかを美術を通して気づくことが出来ます。
先生方のサポートで才能を伸ばしていきます。
そして進学先で将来の生活の糧や楽しみまでみつけられる学校です。
「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。苦しい時も好きという気持ちがあれば切り抜ける力がついてきます。
楽しいことが仕事になり、日常を彩る生活の一部になることは一生の宝になるのは間違いありません。
人気がある理由も納得です。
創立106年の間に連綿と受け継がれてきた精神でしょうか。
女子美術大学付属高等学校・中学校場所
住所 杉並区和田1-49-8
電話 03-5340-4541
交通 地下鉄丸ノ内線 東高円寺駅、新中野駅から徒歩約8分
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(3)女子美術大学付属高等学校・中学校のまとめ
東京都杉並区にある私立『女子美術大学付属高等学校・中学校』は受験生にとって憧れの学校になっています。
女子美は美術に重点をおきながら一般教科にも力をいれている学校です。
女子美生はとても明るく、学校の雰囲気はとても良く施設も充実しています。
女子美では美術を通して感性を磨き、人と違いを意識しながら、自分の個性を見つけることが出来ます。
将来の夢を叶えられる環境が整っています。
HPを見ていると気になる情報がありました。それは「未来のヴィーナス基金」という表記です。
これは女子美付属の同窓会で立ち上げたプロジェクトです。
この時代何がおこるかわからない中、就学に困った生徒を助けるけることを目的とした奨学金の一つです。
さすが、歴史も古く創立106年の伝統校ですね。
どの学校を選ぶか選択肢がたくさんある中、このブログが参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。