こんにちわ、ルオです。漫画が空前の売り上げです!どんな漫画が人気があるのでしょうか?どのような傾向でブームが出来たのかを調べてみました!
目次
1 人気漫画の傾向
2 空前の売り上げの理由
3 漫画のまとめ
1 人気漫画の傾向
漫画は人とのコミュニケーションの取り方、価値観もよくわかり時代を反映しているといわれています。
衣食住、街の風景、乗り物、家電など「その時代」の情報が詰まっていますね。
例えば「名探偵コナン」では連載当時は公衆電話や「ポケベル」を使っていました。もう「ポケベル」を知らない世代もありますね(笑)。今は「名探偵コナン」はスマートフォンを使っています。
ところで、日本最古の漫画は何だったのでしょうか?
日本で最も古い漫画は12〜13世紀頃に作られた「鳥獣人物戯画」と言われています。
ウサギやカエル、サルなどが相撲を取る姿、水遊びなどの姿が描かれています。
「鳥獣人物戯画」の描線は生き生きと描かれ、現代の漫画に通じています。
「鳥獣人物戯画」は美術の教科書で掲載されてますね。又、「鳥獣人物戯画」がプリントされたグッズも多数販売しているので、この作品は良く知られています。
「漫画」という言葉が定着したのは18世紀です。1862年にはチャールズ・ワーグマンによって日本初の漫画雑誌「ジャパン・パンチ」が創刊されました。
チャールズ・ワーグマンは幕末に記者として来日し、当時の日本の様子や事件、風俗を描いたイギリス人の漫画家です。
その後 手塚治虫さんの登場で漫画界に革命が起こりました。
『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『火の鳥』など、次々とヒット作を生み出します。
ちなみに手塚治虫さんはディズニーの大ファンなので、キャラクターの描き方などはディズニーアニメから多大な影響を受けたそうですよ!
漫画雑誌が流行する中、「トキワ荘」に住むの漫画家たちから名作が生み出されました。
藤子・F・不二雄さんもこの「トキワ荘」から『ドラえもん』を生み出しました。
1970年代に入ると、『ベルサイユのばら』(池田理代子)『キャンディ♡キャンディ』(原作:水木杏子 作画:いがらしゆみこ)など、少女漫画の人気に火が付きます。
1984年は『ドラゴンボール』(鳥山明)が発売されました。『ドラゴンボール』は、今も全世界で愛される大人気作品です。
又、『ドラゴンボール』は日本漫画が海外からも注目されるきっかけになった作品です。
1990年代は「ジャンプ黄金期」と呼ばれれています。週刊少年ジャンプから続々とヒット作が誕生します。
特に『ONE PIECE』は単行本の発行部数が世界ギネス記録を更新続ける大ヒット作品です。
では今の人気の漫画は何でしょうか?
好みもあると思いますがいくつか話題のある漫画をご紹介します。
まずご紹介したいのが『ひらやすみ』(真造圭伍)です。
どんな内容なのでしょうか?(ネタバレなし)
生田ヒロト君29歳が主人公です。
ヒロト君はフリーターです。定職なし、恋人なし、普通ならあるはずの?将来の不安も一切ない、お気楽な自由人です。
そんな彼は、人柄のよさだけで、仲良くなった近所のおばあちゃんの和田はなえさんから、タダで一戸建ての平屋を譲り受けることになりました。
そして、山形から上京してきた18歳の従姉妹なつみちゃんと2人暮らしを始めました。面白いことに彼の周りには生きづらい“悩み”を抱えた人々が集まってくるのです。
『ひらやすみ』(週刊ビッグコミックスピリッツ)は「マンガ大賞2022」の第3位に選ばれました。
なぜ人気の漫画なのでしょうか?
ヒロト君のキャラクター設定が注目です。定職に就き結婚をしているのが一般的だとすると、ヒロト君は対照的な存在として描かれています
又、高層ビルが立ち並ぶ東京にヒロト君は平屋に住んでいる設定も特徴があります。その平屋が物語の舞台となっています。
ヒロト君は幸せについてあまり考えたことがないと話しています。ナレーションで「ココで普通の人ならこう思ったりする。」と語られます!
思わずナレーションの言葉にクスっと笑ってしまいますよね!
アルバイトで生計を立てながら楽しそうに暮らすヒロト君の姿が見られます。
あくせく働くのが果たして良いことなのでしょうか?人生における幸せとは何かと考えさせてくれるのが『ひらやすみ』の魅力です。
物語全体がどこか懐かしさにあふれ、読み進むにつれゆったり気持ちになるは私だけでしょうか?
2022年5月4日放送のめざまし8(フジテレビ)の番組で、話題の漫画をピックアップしていました。
『ルックバック』→宝島社のガイドブック「このマンガがすごい!2022」で1位を獲得(少年ジャンプ+)
『海が走るエンドロール』→(月刊ミステリーボニータ)
『ダーウィン事変』→マンガ大賞2022で大賞受賞(月刊アフタヌーン)
『チ。-地球の運動について-』(週刊ビッグコミックスピリッツ)も選ばれていました。
内容の特徴は「過酷な環境」と「前向きに生きる姿」です。
今までの漫画はバトル、友情、冒険などのストーリが多く、それに絶対勝つ主人公の組み合わせでした。
最近、売れる漫画は深いストーリー性にあります。
「考えさせられる奥深い漫画」が性別問わず人気を集めているのですね!
時代の変化に伴い日本人の文化や価値観が多種多様になったことで、漫画のジャンルも広がりをみせました。
なるほど日本の漫画が全世界で愛されるわけです!
2 空前の売り上げの理由
デジタル化の影響でマンガ界に大きな変化が現れています。全国出版協会によると、電子コミックの売り上げが急上昇しました。
出版科学研究所の調査データによると、電子を含めたマンガ全体の推定販売金額が、これまでピークとされてきたマンガ黄金時代(1995年)の総販売額を上回りました。
紙の書籍(コミックス)が前年比24・9%増の2079億円、雑誌が13・2%減の627億円。それに対して電子は31・9%増の3420億円です。
2020年はコロナ禍の影響でデジタルコミックの売り上げは大きく伸びました。
電子書籍のメリットは何でしょうか?
電子書籍はデータなので在庫切れがなくダウンロードが完了したらすぐに読めます。
いつでもどこでも書籍が手に入いるわけですね!本棚の場所も取りません。
又、文字や画像の拡大縮小が自在です。
音声や動画をはじめインタラクティブな表現など紙の書籍ではできないデジタルならではのメリットがあります。
漫画は子どもだけでなく大人も楽しめるジャンルが生まれ、市場が一気に拡大したのも理由の1つです。
IT系の会社がデジタルならということで参入し、文藝春秋や光文社などがマンガ部門が新設されている動きも見られます。
親世代が漫画ブームを経験し、子ども達と一緒に楽しむという生活スタイルも生まれてきています。
スマートフォンの普及により漫画アプリも人気を集めています。その影響で漫画アプリから誕生する漫画も増えました。
漫画からの実写化も増えています。
例えば『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』(麻生羽呂(原作)高田康太郎(作画))はNetflix映画として実写化されます。
内容は(ネタバレなし)?
ブラック企業に勤める天道輝(アキラ)は連日の徹夜、上司のパワハラ、理不尽な仕事に憔悴し、「死んでいるように生きる」日々を過ごしていました。
そこに街中にゾンビが溢れて街中にゾンビが溢れるという絶望的な状況を、「もう会社に行かなくていい!」という逆転の発想でポジティブにとらえます。
ストレスだらけの現代社会に贈る、爽快コメディゾンビホラーです。
映画『チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』の主演を務めた注目の若手俳優・赤楚衛ニさんが主人公を演じます。
Netflix映画『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』(石田雄介監督)は2023年、Netflixにて独占配信スタートです。
ネット配信で視聴者が急増している需要があるからですね!
*このブログでは「赤楚衛二、父が有名人?英才教育と天然ぶりで人気急上昇?A-studio出演」を掲載しています。よかったらご覧くださいね。
3 漫画のまとめ
漫画が空前の売り上げです!
コロナ禍の影響もありデジタルコミックは売り上げを大きく伸びました。
時代の変化に伴い漫画のジャンルや楽しみ方も多種多様となりました。子供から大人まで、親子二代で漫画を楽しむというスタイルもブームの火付け役になっています。
デジタルの影響で漫画の実写化も増えました。
世界の人々に愛される日本漫画は今なお革新を続けています。
これからもどのようなストーリーが生み出されていくのかとても楽しみです!
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